今回は巷を賑わせている「パパ活狩り」について解説する。
昔からある「美人局」の手口そのままではあるが、それがSNS時代になり、より情報がオープンになりやすくなっている。
パパ活狩りに合うこと自体はもちろんリスクだし、それでパパ活が周囲にバレることは社会的にも最悪である。
今回はパパ活狩りに合わないための自衛行動についてまとめた。
パパ活狩りとは

パパ活狩りとは、若い女性がSNSなどでパパ活相手を募集し、乗ってきた男性を脅して金品などを巻き上げる手口の犯罪だ。
主にSNSや掲示板などアングラな場所で活動しており、実際に会ってみるまでわからない。
待ち合わせ場所に行ったら可愛いくて若い子が立っていて愛想も良く、ホテルに誘われて意気揚々と入ったところでヤンキー集団が登場だ。
身ぐるみを剥がされて財布も身分証も取られ「会社や家族にバラされたくなかったら金を出せ」という具合である。
たまにニュースで話題に上がることがあるが、本当に黙って金品を渡し続け、事件として明るみに出ていない事案も沢山あると考えられる。恐ろしいことだ。
甘い話には棘がある。「少しでも安く若い女とヤりたい」という欲は格好の餌食にされるから、重々気をつけるべきである。
パパ活狩りの事例

川崎市のパパ活狩り事件 – 2022年8月
2022年8月には、17歳〜19歳の少年5人と16歳の女子高生1人が、30歳の男性にパパ活狩りおこなった容疑で逮捕された。
「俺の女に手を出しやがって。警察に言わないでやるってことはどういうことかわかるよね」という台詞とともに、イヤホンなど18点(計約13万円相当)を男性に買わせ、車を奪い、ATMで現金を下ろさせるなどして男性から計百数十万円を奪ったとされる。
もはやテンプレートにしてもいいくらいの手口だが、実に恐ろしい事件だ。
参考ニュース:朝日新聞デジタル『「パパ活狩り」の少年らを強盗容疑で逮捕 女子高校生が誘い出し…』
池袋82歳パパ活殺人 – 2022年1月
2022年1月には、24歳の女性が82歳の男性を殺害したパパ活狩り事件が起きた。逃亡を手助けしたとして、女性の元恋人や弟も同じく逮捕されている。
どうやらアプリで知り合ったようだが、ホテルに入ってから女性が男性の財布からお金を抜き、トラブルになってカッターナイフで刺したという流れだと報じられた。
参考ニュース:文春オンライン『《池袋82歳“パパ活”殺人》「毎日違う娘をとっかえひっかえ連れて来るおじいちゃんも」 マッチングアプリに出会いカフェ、相場は1.5万円から…池袋“ジジ活”のリアル』
パパ活狩りに合わないための自衛方法

本人確認のないサイトでは相手を探さない
最低限の自衛方法として、本人確認(年齢確認)のないサイトで相手を探すのだけはやめておこう。
身分証を提出することで、やはり最低限の心理的なブロックはかかる。狩りをしようと思うなら、少しでも通報などのリスクを減らすために、身分確認のないアングラな場所で活動することが多い。
SNSやパパ活掲示板、ナンパなどでパパ活相手を探すのをやめることが、ごく基本的な自衛手段になる。
大人ありきの契約では会わない
そもそもパパ活は、売春を目的にする行為ではない。
「パパ活=援助交際」といった認識が一人歩きしているが、そもそも「ヤる・ヤらない」はパパ活において関係ないことである。
普段からサポートし、疑似恋愛を楽しむ中で、結果的に「パパならいいよ」となし崩し的にセフレ関係になるのがパパ活の醍醐味だ。決して体の対価に金を払うべきではない。それは犯罪だ。
まずはパパ活に対する認識をあらため、健全に活動する意識を持ってもらいたい。
未成年を探すのはもってのほか
そもそもの話だが、パパ活狩りなどのトラブルになるのは「未成年」が絡んでいる。
魅力的なのはわかるが、もう未成年は諦めろ。無理だ。
大きな事件になった川崎市の件も、結局のところ未成年とヤりたいと思ってSNSで相手を探したことが発端になっている。
女子大生もいいぞ。
結論
パパ活狩りは、恐ろしい事件だ。性欲が原因で、自分だけでなく会社や家族まで巻き込むことになりかねないのだから、それほどみっともないことはない。
自衛するために、ぜひ安心安全な方法でパパ活を楽しんでほしい。